オンライン教材 トランクキットOnline teaching material / Trunk kit

オンライン学習教材「石狩湾をもっと知ろう」

CISEネットーワークでは、2020年海の学び「石狩湾トランクキット」というハンズオン教材を開発しました。このキットは、石狩湾の自然環境保全や私たちと海のつながりを学習する教材として、学校教育や社会教育の場で活用されています。
近年、学校現場でパソコンやタブレットを活用した教育が急速に普及しています。今回開発したオンライン学習教材は、「石狩湾トランクキット」の内容をアプリで体験できるようになっています。そして、石狩湾の海や沿岸の自然環境や生き物について、学校や社会教育でクイズやゲームを通して楽しみながら学習できます。この教材を使っていると「海の大切さを理解し、守ろう!」という姿勢が自然と身につきます。ぜひ、学校や社会教育などでの地域学習にご活用ください。

オンライン学習教材「石狩湾をもっと知ろう」の構成

このオンライン学習教材は、次の3つのテーマのアプリから構成されています。
このアプリは上記のアイコンからアクセスできます。
このアプリは船の科学館「海のミュージアムサポート」の助成のもと、札幌市立大学の博物館実習生のデザイン協力により作成されました。
海の学びミュージアムサポート デザイン協力:札幌市立大学

関連動画:

「海の学び石狩湾トランクキット」開発と啓発事業の推進

実施期間:2019年10月16日(水)~ 2020年4月30日(木)
※写真は特別な許可を得て撮影されたものです。無断転載はできません。

【事業の内容・目的】

1.「海の学び石狩湾トランクキット」の新規開発

【開催日時】2019年10月16日(水)~ 2020年4月30日(木)
【開催場所】北海道大学総合博物館、石狩浜海浜植物保護センター、いしかり砂丘の風資料館、こどもみらい館あいぽーと
【参加者数】3,151人
【活動内容・目的】
  • 石狩湾という地域に特化したトランクキットを作製し、石狩湾の自然の魅力を伝えるとともに、海洋環境の保全の大切を地域住民や伝える場を提供する。
  • 「こども未来館あいぽーと」と「ウィングベイ小樽」で既存の生き物トランクキットの試験運用を行い、ワーキンググループ会議にて新規開発する地域特化型トランクキットへの改良を行った。
  • 総合PRパンフレットとワークシートを作成した。
「海の学び石狩湾トランクキット」には、頭骨や毛皮、樹脂封入標本、解説パネル、ぬいぐるみなどの石狩湾に特化した標本資料が4つのトランクに収納した。開発したキットは、学校教育や社会教育の現場で、子どもから大人までの幅広い年齢層の方に「石狩湾の海の学び」についての学習に活用できる地域密着型教材となっている。
「海の学び石狩湾トランクキット」の概要と使用例を紹介した総合PRテキスト(A4 12ページ)を500部作成した。また、このキットを使ったワークショップ実施時に使用するワークシート(A4 4ページ)を1000部作成した。今後、石狩市、小樽市、札幌市等の学校教育施設や社会教育施設に配布する予定である。
今まで開発した生き物トランクキットを用いて、ハンズオン展示とワークショップの試行を実施した。その結果、ハンズオン教材は、ぬいぐるみは、小さな子どもが興味関心を持つなど、大人から子どもまでの幅広い年齢層に活用できる。
石狩市では小学校でサケについての学習が実施されており、地域に特化したキット開発を行うことは、学校現場での活用が期待でき地域特化型のトランクキット開発の必要性を実感できた。
ウィングベイ小樽(商業施設)での開催は、博物館や環境問題への関心の高くない地域住民への海の学びの普及啓発につながる実感があった。さらに、ニシン漁や北前船などを加えることで、小樽市の地域特性が必要であると実感した。

参加者の声
  • 海の生き物は体の特長を使ってうまく生活していると学べました。
  • もっと海について知りたい。
  • 海をきれいに保ち、動物に長生きしてもらいたい。
  • 今度、海に行った時、サケのことを思い出してサケを見ようと思います。
  • 昔から人々は海の生き物たちと関わってきたのだなと思いました。
  • 自然の大切さや、それを使って人間が生きていたことが学べた。

2.CISEサイエンスフェステイバル in チカホ「石狩湾から海の学びを考える!」コーナーの設置

【開催日時】2020年1月9日(木)12時〜18時 / 1月10日(金)10時〜15時
【開催場所】札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)北3条交差点広場
【参加者数】1,692人
【活動内容・目的】
  • 札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)という一般の通行人が気軽に立ち寄る場所で、「海の学び石狩湾トランクキット」の試行版を活用したハンズオン展示会とワークショップを実施した。
  • 「開発中の石狩湾という地域に特化したトランクキットが、札幌市の不特定多数の参加者にどのような効果があるかを検証した。
CISEサイエンスフェステイバルには、平日の開催にもかかわらず1,692名の参加者があった。また、各ブースでの体験や実施者とのコミュニケーションが充実しており、参加者と実施者ともに満足してもらえるものになった。
また、「海の学び石狩湾トランクキット」の、頭骨や毛皮、樹脂封入標本、ぬいぐるみなどの石狩湾に特化した標本資料は、札幌市の子どもから大人までの幅広い年齢層の方に評判が良く、札幌市での海の学びを進めることに活用できる内容であることがわかった。
また、本事業の展示イベントやワークショップを北海道大学や地域博物館等の研究者による指導の元に、北海道大学や東海大学の学生をはじめ地域NPOスタッフが主体となり実施した。また「石狩湾の海の学び」の地域リーダーとなる人材を養成する機会となった。

参加者の声
  • 海の生き物にはその生き方にあう体のかたちをしているんだと思い、心に残りました。
  • うみにいって砂はまの生物を見てみたいと感じた。
  • 自然をまもることが未来につながると思いました。
  • アザラシやトドは、絶めつきぐしゅだからプラスチックやゴミをすてたりしてはいけないなと思いました。
  • 海は厳しいけど、そこに適応して生きている生き物がいることを知って、すごいと思いました。
  • 海は、大切だし、海のひみつをたくさんしれた。トドとあざらしの事をもっとしりたいと思った。

3.「海の学びトランクキット」を活用したハンズオン展示とワークショップの実施

トランクキットを用いた商業施設での展示ブース
【開催日時】2020年1月25日(土)・ 26日(日)10時~15時
【開催場所】イオンスーパーセンター石狩緑苑台
【参加者数】453人
【活動内容・目的】
  • 新規に開発した「海の学びトランクキット」の収納物を活用したワークショップを大規模商業施設であるイオンスーパーセンター石狩緑苑店にて実施した。
  • 石狩市役所と石狩緑苑店舗の御協力の元、専門店街と通路という多くの方が利用する「石狩湾から海の学びを考える!」コーナーを設置できたおかげもあり、ワークショップにはたくさんの参加者があり賑わった。
地域住民のとって馴染みのある石狩浜の自然ボードと海・川ボード、親子で一緒に生き物マグネットなどを貼り楽しんでもらえるとともに、ぬいぐるみや毛皮などのハンズオン教材に興味関心を持ってもらえることができた。
本事業をショッピングモールで実施した結果、今まで博物館活動や海洋環境問題について関心があまりなかった地域住民の参加が多数あり、地元であるが今まで知らなかった石狩湾についての海の学びの場を提供することができた。

参加者の声
  • ニュースを見るたび、海の汚染が気になります。
  • 色々な生き物が海にいることを感じた。
  • 海と山の生きものの違い(毛の生え方)を知って海の生物のとくちょうがわかった。
  • 北海道の海の豊かさについて学べました。

【事業全体のまとめ】

主な連携・協力先について

  1.
テーマ1「石狩湾の自然環境」サブテーマ1「石狩浜を知ろう!」のハンズオン教材特に海や川ボードの作製や資料の提供やワークショップを協働実施した。
  2.
テーマ1「石狩湾の自然環境」サブテーマ1「石狩浜を知ろう!」のハンズオン教材特に海や川ボードの作製や資料の提供やワークショップを協働実施した。
  3.
テーマ1「石狩湾の自然環境」サブテーマ1「石狩浜を知ろう!」のハンズオン教材特に海や川ボードの作製や資料の提供やワークショップを協働実施した。
  4.
テーマ1「石狩湾の自然環境」サブテーマ2「ニシン・蜃気楼を知ろう!」のハンズオン教材の資料の提供および助言などを担った。
  5.
テーマ2「海と川のつながり」のハンズオン教材の作製や資料の提供やワークショップを協働実施した。
  6.
テーマ2「海と川のつながり」のハンズオン教材の作製や資料の提供やワークショップを協働実施した。
  7.
テーマ3「海獣を知ろう」のハンズオン教材の作製や資料の提供やワークショップを協働実施した。
  8.
テーマ3「海獣を知ろう」のハンズオン教材の作製や資料の提供やワークショップを協働実施した。
  9.
「第8回CISEサイエンスフェステイバル」を取材し「サンデーDokiっと!」の番組内で放送。札幌駅前通地下歩行空間「北3条広場」大型スクリーンにて、イベント実施時に「海と日本PROJECT in ガッチャンコ北海道」で今まで収録した「海の学び」を放映。
10.
環境教育情報紙 エコチルに、「第8回CISEサイエンスフェステイバル」の広報と実施内容の紹介と報告を行ってもらった。
海の学びミュージアムサポート 海と日本

主な広報結果について

  1.エコチル北海道版12月号
2019年12月9日配布の北海道版12月号に、「CISE サイエンスフェスティバル in チカホ」の広報が掲載された。
  2.北海道新聞 さっぽろ10区
2020年1月24日の北海道新聞生活情報版 さっぽろ10区に「CISE サイエンスフェスティバル in チカホ」の開催が掲載された。
  3.北海道放送株式会社(HBC)
2020年1月26日(日)HBCテレビ「サンデーDokiっと」で「CISE サイエンスフェスティバル in チカホ」の様子を放送。
  4.エコチル北海道版2月号
2020年2月10日配布の北海道版2月号「CISE サイエンスフェスティバル in チカホ」の開催が掲載された。

博物科学教材(CISEトランクキット)の開発と運用

博物科学教材とは、動物や植物などの生き物、化石や岩石、鉱物など様々な種類の標本をはじめとした実物資料や写真、ぬいぐるみ、図書などをいつでも活用できるようにコンパクトにまとめたものです。
今まで開発されたトランクキットを使っての事業展開を進めるとともに、新しいトランクキットの開発を進めていきます。
博物館へ行けば展示物や標本で学ぶことができます。野外観察や学校教室で学んでいるときに、実物の標本があれば、理解がより深まるに違いありません。
実物の標本を効果的に博物館外へ持ち出せる方法が、デリバリーシステムです。複数の連携教育機関が知恵を出し合い、札幌圏固有のトランクキットを開発します。

「海と川のつながり」トランクキット


「海獣について知ろう」トランクキット


「石狩湾の自然環境」トランクキット

博物科学プログラムの開発

トランクキットなどの色々な種類の標本をはじめとした実物資料や写真、ぬいぐるみ、図書を活用して自然環境について、子どもから大人まで理解できる教材プログラム開発を進めています。